よくマップのデティールが潰れる・・・と相談されるのでメモ。
よくあるシチュエーションとして、下の絵のように遠景の地面にテクスチャーを張ったときによく発生します。
近くは問題ないが、遠くのほうがプレビューと比べてもデティールが潰れてしまってます。
これを直すのに、Render Setupのアンチエイリアスフィルターやサンプリングを上げるのは、無意味です。
マテリアルエディターでBitmapのBulr Amountを調整してあげます。
例では極端に1.0→0.01の最小まで下げてます。
これでレンダーするとこうなります。
最初のレンダーと比べると奥までデティールが潰れてません。
これはmaxがテクスチャーを読み込んでレンダリングする際に
再サンプリングしてブラーをかけるので、普通に読み込むとデティールが潰れてしまいます。
なのでブラーを軽減してあげます。(あくまでも軽減です。)Vrayを使っているならVraybmp Filterを使うと
完全にぼかさずにテクスチャーを張る事ができます。
ただ、これをやるとデティールが出すぎて、アニメーション時のちらつきの原因になったりもするので微調整は必須です。
(Bitmap Filteringを PyramidalからSummed Areaにしてあげるなど。)
地味ですが、この辺の機能は仕事で使ってると必ずかかわってくるので、一度弄っておくと良いですよ?